ご挨拶
学会会長挨拶
日本地域福祉学会第36回大会(福岡大会)開催にあたって

コロナ禍にあって、日本地域福祉学会の大会も翻弄されてきた。第34回大会は自由研究のみ成立することとし、第35回大会は完全オンラインにより開催した。
第36回大会はポストコロナをテーマに、久しぶりに対面での大会を予定して、西南学院大学をはじめ福岡県を中心とした会員や関係者により、準備を始めていただいた。しかし感染状況を鑑み、今回もオンライン形式で大会を開催することにした。この大変な準備を担っていただいている実行委員会の皆様に心から感謝を申し上げる。
本学会としては、コロナ禍にあっても研究活動を止めないこと。むしろコロナ禍だからこそ、地域福祉研究の必要性があり、私たちは発信していかなければならないと考えている。会員の皆様も、大学等では教育や研究の在り方が問われ、現場では増大する課題への支援に追われていることと思う。そのなかにあって、学会員として地域福祉研究を志す私たちは、「研究」を不要不急にしてはならない。
そのためにも第36回大会を大切な場としていただき、従来の大会以上に、多くの会員や関係者の皆様に集っていただき、ポストコロナにむけた地域福祉の在り方について、活発に探究する時間にしたいと願っている。
日本地域福祉学会会長 原田 正樹
(日本福祉大学教授)
大会会長挨拶
日本地域福祉学会第36回大会(福岡大会)にあたって

西南学院はアメリカ人宣教師C.K.ドージャーによって1916年に創設され、“Seinan, Be True to Christ”(西南よ、キリストに忠実なれ)の建学の精神のもとに100年を超える歴史の中で地域および世界で活躍できる人材を育ててきました。21年前に設置されました社会福祉学科では、キリスト教の理念に基づく人間教育を行い、専門とする社会福祉教育を行うカリキュラムを編成し、これまでに2,500名以上の卒業生が福祉の職場をはじめ、専門的な知識と技術を活かしてさまざまな職場で活躍しています。
一昨年から続く新型コロナウイルス感染症により、社会は変容し、これからのあり方が模索されています。そして、地域福祉の重要性が強く認識されるようになっています。そのなかでポストコロナ時代にむけた地域福祉のあり方を考える今回の大会が開催されることは大変意義のあることだと思います。
この大会は、福岡県社会福祉協議会、福岡市社会福祉協議会をはじめ福岡県内の多くの地域福祉関係者による実行委員会で準備を重ねていただきました。実行委員会の皆様はじめ本大会開催にむけて尽力いただきました関係各位に感謝申し上げます。この度の第36回福岡大会が、これからの地域福祉の発展に繋がる実りある大会として大いなる成果をあげられますことを心から期待しております。
日本地域福祉学会第36回大会(福岡大会)
大会会長 G.W.バークレー
(西南学院大学学長)
大会実行委員長挨拶
日本地域福祉学会第36回大会(福岡大会)にむけて

2022年1月末の時点で新型コロナウィルス感染症が拡大の一途をたどり、その終息が見えないなか、本大会の開催にむけては多くの方々のご心配をいただき、ご意見をいただきました。大会テーマや開催方法などにつきましても会員の皆様方にご案内させていただくまでに学会と実行委員会で協議し、判断することとなりました。本大会では、当初、期待を込めて想定していたテーマ「ポストコロナ時代における地域福祉のあり方を考える」を「ポストコロナ時代に向けた地域福祉のあり方を探る」へと変更し、withコロナの先にあるポストコロナ時代にむけてこれからの地域福祉にできることは何かを探っていきたいと思います。また、数百名規模の会員の皆様が確実に参加できる方法としてオンライン開催とさせていただくことになりました。
先が見えにくい状況のなかでの制限された大会とはなりますが、多くの会員の皆様方が参加いただき、今の状況を共有し、これからの地域福祉のあり方について議論できるものとなりますよう努力してまいります。
日本地域福祉学会第36回大会(福岡大会)
大会実行委員長 倉田康路
(西南学院大学教授)